中川選手の所属している久光には多くの日本代表選手が在籍しており、今年はその一人として東京オリンピック期待のエースとして中川選手も選ばれました。
日本代表に選出された時は本人が一番驚いたようです。
今回は、全日本最年少の中川選手がどんな選手なのか調査しました。
中川美柚(なかがわみゆ)選手とは?
プロフィール
- 生年月日 2000年1月8日
- 身長 182cm
- 最高到達点 311 cm
- コートネーム ユズ
- 利き腕 右
- ポジション ウイングスパイカー
- 出身地 愛知県岡崎市
- ジュニアチーム 上地クラブスポーツ少年団
- 出身中学 岡崎市立南中学
- 出身高校 東九州龍谷高校
- 所属チーム 久光製薬スプリングス
プレースタイル
中川選手の最大の武器はなんといっても高さでしょう。
身長183cmから繰り出されるスパイクは強烈です。
最高到達点311cmは、松本亜弥華選手(埼玉上尾メディックス)の次ぐ2番目の高さで、東京オリンピックに向けて期待されるエースの1人です。
中川選手の武器は高さだけではありません。
安定したサーブレシーブにも定評があり、大型選手の中ではレシーブもスパイクもできる貴重な選手です。
高校卒業したばかりですので、今後さらに技術や高さも上がり、日本一のスパイカーになるかもしれませんね。
経歴
ジュニア
バレーをしていた両親の影響で、小学3年生から上地クラブスポーツ少年団に入り、バレーに明け暮れました。
人一倍努力家で、練習時間を確保するために、宿題は休み時間に全て終わらせるようにしていたそうです。
バレーで怒られたときはやめようかと思った時もあったそうですが、気が付くと気持ちがバレーに向いていったようで、根っからのバレー好きだったことがわかりますね、
小学生で全国大会出場は果たせませんでしたが、この頃にバレーの基礎と努力する習慣を身に付けたのでしょう。
中学
中川美柚選手は、中学校はバレーボールの強豪校に進学せず、地元の岡崎市立南中学校に進学しました。
しかし、チーム一丸となり努力を重ね、中学2年時に南中学校は全国大会出場を果たすことができました。
そのチームでエースとして活躍していたのが、中川美柚選手です。
中学時代には180cm近くの身長と、スパイクを打ち分ける技術を持っていて、既に中学生離れしたバレー能力を身に付けていました。
中川選手は、愛知県代表としてJOC(全国都道府県対抗中学バレーボール大会)に中学2年時と3年時から出場し、中学2年生では優秀選手、中学3年生ではオリンピック有望選手に選ばれ、当時から将来を期待されていました。
更にアジアユースバレーボール選手権(U-17)のメンバーにも選出され、全試合でスタメンで出場し、ベストミドルブロッカー賞も受賞しました.
当時のメンバーには1学年上の宮部藍梨選手、荒谷栞選手、上坂瑠子選手などがいました。
高校
中学卒業後は、大分県の”東九州龍谷高校”に進学しました。
東九州龍谷高校は通称”東龍”と呼ばれ、インターハイで全国優勝4回、春高バレーでは全国優勝5回、バレーをやっているならば誰もが一度は聞いたことがある超強豪校です。
東龍は名将、相原昇監督が率いています。
中川選手は高校3年間全て春高バレーに出場しています。
高校1年時には2回戦まで勝ち進み、高校2年時にはベスト4、高校3年では決勝まで進みましたが、惜しくも準優勝に終わりました。
悲願であった優勝は叶いませんでしたが、高校時代の悔しさをバネに日本代表としてレベルアップすることに期待ですね。
ちなみに、インターハイ、春高ともに優秀選手賞を獲得しています。
また、高校在学中に、20歳以下の日本代表俊、世界ジュニア女子バレーボール選手権に黒後愛選手達と共に出場し、銅メダル獲得にも貢献しました。
久光製薬スプリングス
高校卒業後は久光製薬スプリングスに入団しました。
久光といえば、全日本選手が多くいるチームですので、そのような環境で練習できることは中川選手にとってもプラスになること間違いなしです。
Vリーグの開幕は10月ですので、実業団としての活躍がとても楽しみです。
家族、交友関係
家族
中川美柚選手はご両親の影響でバレーボールを始めました。
実はご両親は共にデンソーの実業団でプレーしていた元バレーボール選手だそうで、お母さんの美幸さんは、旭川実業高校時代に春高優勝したメンバーの1人だったようです。
まさにバレー界のサラブレッドですね。因みに、ご兄弟はいなくて一人っ子のようです。
交友関係
交友関係は東龍メンバーはもちろんのこと、全日本の黒後愛選手や荒谷栞選手と仲が良いのではないかと思われます。
学年は一つ違いますが、ジュニア日本代表として共に戦ってきているので、一緒にいる期間は長いですね。
全日本の代表として選ばれても、昔から共にプレーしている一学年上の先輩がいるのは心強いと思います。