伝説の女子バレーボールプレーヤー「ミレーヤ・ルイス」選手を知っていますか?
彼女はキューバの代表として1991年から2000年にかけて前人未到のバレーボール3大大会8連覇を成し遂げた絶対的エースです。
今回は彼女がどんな人物なのかについてまとめてみました。
伝説の鳥人 ミレーヤ・ルイス選手
ミレーヤルイス選手はキューバ黄金期の立役者として、チームを何度も世界一に導きました。
彼女は175cmと小柄ながら、驚異的なジャンプ力とパワーを活かしたスパイクは、世界を驚かせました。
現役時代の最高到達点は336cmあったと言われ、ジャンプ力は1m以上ありました。
現在の女子バレーボール界をみてもこれだけの身体能力を持っている選手はなかなかいないでしょう。
来歴
幼少期
1967年8月25日にキューバ、カマグェイの農家に男7人女2人兄妹の末っ子として生まれました。
幼少時代は家が貧しく、おやつは野生のマンゴーしかなかったため、マンゴーを採るために必死に枝に跳びついていました。
いつも兄や姉たちに負けじと跳んでいたことから、天性のバネに磨きがかかったと言われています。
そして、11歳の時にはバスケットボールのリング(3m5cm)に手が届くまでになっていたそうです。
15歳でキューバ代表チームに招集
1983年、ルイス選手は15歳でキューバ代表に選出され、持ち前の跳躍力と強烈なスパイクで周囲の度肝を抜きました。
18歳で出場したワールドカップではスパイク決定率70%近くを叩き出して銀メダル獲得に大きく貢献しました。
キューバ代表 黄金期
1991年、ルイス選手、レグラ・トレス選手、マガリ・カルバハル選手を率いてキューバ代表は黄金期を迎えます。
西暦 | 大会 | 結果 |
1991年 | ワールドカップ | 金メダル |
1992年 | バルセロナ五輪 | 金メダル |
1994年 | 世界選手権 | 金メダル |
1995年 | ワールドカップ | 金メダル |
1996年 | アトランタ五輪 | 金メダル |
1998年 | 世界選手権 | 金メダル |
1999年 | ワールドカップ | 金メダル |
2000年 | シドニー五輪 | 金メダル |
Vリーグ ダイエーに入団
1995年、ルイス選手はカルバハル選手と共にVリーグのダイエー・オレンジアタッカーズ(現 久光製薬スプリングス)に入団し、リーグ優勝に大きく貢献しました。
当時のダイエーには、吉原知子選手、佐々木みき選手、大村加奈子選手などが在籍していました。
結婚はしている?
ルイス選手は、男子バレーボールキューバ代表のデスパイネ選手と結婚しています。
デスパイネ選手は歴代のバレーボール選手の中でもトップクラスの選手でした。
夫婦でトップクラスのバレーボール選手なんですね。
実はルイス選手は19歳の頃に娘を出産しています。この時にはすでに代表入りを果たしていたのですが、妊娠7ヶ月までコートに立っていたそうです。まさに超人。
引退後の生活は?
ルイス選手は引退後もバレーやキューバのスポーツ界の活動に精力的に参加しているそうです。
昔からバレー界の発展に力を注いでいたようで、ワールドグランプリもルイス選手によって出来たという一説もあります。
大林素子さんのブログ「モトコレ!」でも、ルイス選手のと写真がアップされていました。
大林素子さんとルイス選手は同い年で、ずっとライバル関係だったみたいです。
また、2012年3月には、キューバの首都ハバナでスポーツバーを開店しました。
店名は「ラス・トレス・メダリャス」で、(自身が参加した五輪3連覇にちなんだ)3個のメダルという意味だそうです。
ルイスファンとして、キューバに行った時に是非立ち寄ってみたいです。