バレーボールには6人制と9人制があります。
テレビでは6人制が放送されることが多いですが、実は9人制バレーも同様人気があります。
今回は6人制バレーと9人制バレーの違いについて説明します。
6人制バレーと9人制バレーの違い
6人制と9人制は同じバレーボールですが、細かいルールが違います。
ルールが違うので、それぞれの楽しさ魅力が異なります。
– | 6人制 | 9人制 |
コート内人数 | 6人 | 9人 |
コート広さ | 中学 ~ 一般:18×9m 小学生:16×8m | 一般男子:21×10.5m 一般女子・ママさん:18×9m 小学生:16×8m |
ネットの高さ | 【男子】 小学生:2m 中学生:2m30cm 高校生:2m40cm 大学・一般:2m43cm 【女子】 小学生:2m 中学生:2m15cm 高校生:2m20cm 大学・一般:2m24cm | 【男子】 小学生:1m90cm 中学生:2m15cm 高校生:2m25cm 大学・一般:2m38cm 【女子】 小学生:1m90cm 中学生:2m 高校生・ママさん:2m5cm 一般:2m15cm |
アンテナ | サイドバンドから外側に20cm | サイドバンドの外側の端 |
勝敗セット数 | 3セットマッチ 5セットマッチ | 3セットマッチ |
点数 | 1~4セット目:25点 5セット目:15点 | 21点 |
ローテーション | あり | なし |
サーブ | ・1回 ・サーブ順はセットごとに変更可 | ・2回 ・ネットに触れたらミス ・サーブ順は試合が終わるまで変更不可 |
ブロック | ・ブロックは接触1回にカウントしない ・前衛のみブロック可 ・ブロック時オーバーネット可 (向かってくるボール) | ・ブロックは接触1回にカウントする ・コート内の誰でもブロック可 ・ブロック時オーバーネット不可 |
ネットプレー | ・ボールがネットに触れた場合、 同じ選手が触れない ・ボールがネットに触れても、 接触は3回まで | ・ボールがネットに触れた場合、 同じ選手がもう一度触れる ・ボールがネットに触れた場合、 4回まで接触できる |
ドリブル | 2人で同時にボールに触れた場合、 接触回数は2回となる | 2人で同時にボールに触れた場合、 接触回数は1回となる |
センターライン | 踏み越すとパッシング | 踏み越しても妨害しなければ パッシングにならない |
6人制バレーの魅力
一人一人の仕事が多い
バレーボールといえば6人制バレーを思い浮かべる人が多いと思います。
メディアで放送されるのも6人制バレーがほとんどです。
6人制バレーはローテーションがあるので各プレイヤーが前衛と後衛を行い、スパイクもすればレシーブもこなします。
つまりオールラウンドにプレーしなければなりません。
さらに、コート内に6人しかいないため、9人制に比べると1人あたりの運動量が多いため疲労が溜まりやすいです。
逆に考えると、一人ひとりスパイクやレシーブ、ブロックが多いのでその分色々楽しめます。
ルールが分かりやすいので観戦が楽しい
6人制バレーはルールがシンプルで観戦も人気です。
バレーボールをあまり知らない人でも見ていてわかりやすく、テンポよくプレーや試合が進むので楽しめるでしょう。
9人制バレーの魅力
ローテーションがないためポジションが固定
9人制バレーの最大の特徴は、ローテーションがないことです。
つまり、ポジションが固定なので一人ひとりの役割がはっきりしています。
スパイカーであればスパイク中心、レシーバーであればレシーブ専門としてメンバーに入ることができます。
6人制のリベロだとサーブを打つことができませんが、9人制のレシーバーはサーブを打つこともできるのも大きな違いです。
9人制は見るよりやるほうが楽しい
9人制バレーは6人制バレーとルールが少し違うので、初めて見る人は分かりずらいかもしれません。
9人制の魅力はブロックを上手く利用したり、ネットプレーを使った6人制には無い駆け引きが非常に魅力です。
ですので、6人制しかやったことないプレーヤーは、9人制バレーをやってみるのも良いでしょう。