バレーに関わる仕事がしたい!~選手編~


全日本で活躍している石川選手や柳田選手が活躍している姿を見ると、将来バレーボール選手になりたい!と思う方も多いはず。

そこで、今回はバレーボール選手とはどんな仕事なのかを解説します。
 

バレーボール選手とは?

日本には、日本バレーボール機構が主催する「Vリーグ」と呼ばれるリーグがあり、
Vリーグは V・プレミアリーグV・チャレンジリーグ に分かれています。

これらのリーグに参加しているチームの出場選手をバレーボール選手と呼んでいます。

バレーボール選手になるためには、Vリーグに参加しているチームに入団することが条件になります。

入団して初めてVリーグに出場することができるのです。

 

Vリーグに参加しているチームに入団するためには?

Vリーグに参加しているチームに所属するためには、チームからのオファーが必要になり、そのためには学生時代の活躍が非常に重要になります。

バレーボール選手になるためには、バレーボールの強豪校に入学することが一番の近道です。

大きな大会での活躍が関係者の目に留まれば、バレーボール選手になれる確率はグンと上がるでしょう。

また、強豪校に入るメリットとしては、練習方法などが洗練されていることも大きなメリットの一つです。強豪校が勝ち続けることには理由があるはずです。

強いチームであり続けられるということは、練習にも様々な工夫が取り入れられています。

そのような環境で練習を積んでいけば、技術力もグンと上がるはずです。

また、強豪校であれば周囲に上手い選手が多いことから、刺激も多く、モチベーションアップにも繋がるでしょう。

 

仕事内容

バレーボール選手は、Vリーグに参加している企業に所属することになります。

つまり、通常の会社員としての業務を行わなければなりません。

しかし、バレーボール選手として採用されているため、会社員としての業務時間は短く、バレーの練習に時間を費やすことができます。

Vリーグが開催される期間(10月~3月)においては、平日は練習、土日に試合で忙しい時期になるでしょう。

 

魅力、やりがい

バレーボール選手の魅力は、自分が好きなバレーボールをプレーし続けられることだと思います。

練習時間も確保されているので、社会人になっても成長し続けられる可能性が高いです。

また、大勢の観客の中でプレー出来ることもVリーグでプレーするバレーボール選手の魅力です。

Vリーグで目立つ活躍もすれば全日本にも選出され、日本代表としてオリンピック等の大舞台で戦うことができます。

辛いこと、大変なこと

バレーボール選手の辛いことは、常に勝ちを追い求めなければならないということです。

Vリーグで勝ち続けるためには毎日厳しい練習に耐え、勝つための戦略を考えていかなければなりません。

しかし、どれだけやっても、勝負の世界では負けてしまうこともあります。

「トップアスリートの決断力」という書籍で、元日本代表の竹下佳江選手は

「シドニー五輪の出場権をかけた試合で敗北してしまい、世間からバッシングを受けてバレーに拒否反応を起こしていた時期があった。」

と告白していました。

しかし、悔しさをバネに後のロンドン五輪では28年ぶりにメダル獲得の快挙を成し遂げました。

バレーボールを仕事にすることは、大きな責任を背負う覚悟と、それを乗り越える気持ちが必要なのかも知れません。

 

バレーボール選手の給料

バレーボール選手の給料は勤めている企業の会社員な給料とほぼ同じと言われています。

プロ野球選手やプロサッカー選手のように年棒数千万円、数億円などはほぼいないでしょう。

国内で有名な選手になると、テレビやCMなどに出演、書籍の販売など、バレーボール以外で収入も得ることができます。

 

引退後の仕事について

バレーボール選手になれても、引退後はどうするのか気になりますよね。

引退後には様々な分野で活躍している方をご紹介します。

川合俊一さん(タレント)
皆さんもご存知のように、テレビに引っ張りだこの川合俊一さんです。

高身長でイケメンなのはモチロンですが、何といっても一番の人気はあの明るさでしょう。

さらにバレーボールの解説も的確ですので、バレー関係の番組には欠かせませんね。

大山加奈さん(リポーター)
19才の時に全日本に選出され一世を風靡した大山加奈さんです。

当時メディアでは「パワフルカナ」のニックネームで呼ばれていました。

現在はリポーターとして、選手のインタビューや、試合の解説者としてバレーボール界に携わっています。

宇佐美大輔さん(教員)
宇佐美選手はセッターとして長い期間全日本の選手を引っ張ってきた日本代表のキャプテンです。

現在は秋田県、雄物川高校の教員として仕事をしており、バレー部の監督として活躍しています。

石島雄介さん(ビーチバレー選手)
愛称「ゴッツ」としてバレーボールファンに親しまれてきた石島選手。全日本のレフトプレーヤーとして長く活躍し続けてきました。

2017年からはビーチバレーボール選手に転向し、今でも現役を続けています。

朝日健太郎さん(ビーチバレー、政治家、JVA)
バレーボール選手を引退後、ビーチバレーに転向しました。

その後、北京五輪のビーチバレーで日本ビーチバレー史上初の勝利を挙げたことで有名です。

また、政治家として活動するなど、バレーボールを含むの様々な分野で活躍しています。

他にも、所属している企業に社員として残って仕事を続ける方も多くいます。バレーボール選手を引退した後でも、本人の気持ち次第で様々な分野に挑戦できることがわかります。

 
 
 

error: